楽に生きるブログ

楽に生きる、簡単、そういった怠惰な情報を発信します

メンヘラなのか?多分

加藤諦三さんの「メンヘラの精神構造」という本を読みました。多分私自身がメンヘラです。本をめちゃくちゃ要約すると、

 

メンヘラはナルシストである

 

ナルシストは被害妄想が強い

 

ナルシストは少しの出来事でも被害を受けたと「本人は」感じるため、反撃や無関心で勝手に自己防衛し始める。

 

という内容です。メンヘラという人種は自己愛が非常に強いのですね。ナルシストと言うと、鏡を常に見ていて自分にうふふんと酔っているだけと言うイメージがありますが、本書では歪み肥大した自己愛という解釈だと思います。そして現に私はそれが強いという自覚があります。そういう人間は社会に対して、自分は手ぶらで歓迎されて当然だという態度を取る。例えば砂漠の水がカラカラの地域に行って、水を持っていくと歓迎されるでしょう。

 

しかしメンヘラは手ぶらで行って、歓迎されていないと感じると被害者意識を持つ。IT系の会社に入って、プログラミングがめちゃくちゃ上手い人は重宝され歓迎されるでしょう。ところがメンヘラは下手くそなのに会社に入って、何もできないくせに過大評価を受けようとします。本人の主観では十分プログラミングスキルがあると感じていても、客観的に会社側からしたら下手くそなのです。下手くそだから評価はされないし、歓迎もされない。

 

その事実を受け止め、評価を得たいと思うのであれば、普通の精神構造をした会社員はスキルアップを目指しますが、メンヘラ社員は座り込み「不当な評価しか得られていない。ハラスメントである」と決め込みます。

 

また、普通の人間であれば、「あれ?チクっとしたな?」という精神的な痛みのレベルでも、メンヘラには「ぎゃー!撃たれた!?逃げなきゃ!」という過剰とも言える反応を示します。本人にとっては過剰でもなんでもなく、めちゃくちゃ痛いのです。痛みの閾値がめちゃくちゃ低い。だから社会生活などうまくいくはずがない。

 

このような迷惑なメンヘラが日本にはたくさんいると加藤諦三さんは本書で指摘しています。自分のような異常に被害者意識の強い人間が跋扈していると考えると、気味が悪く感じます。あくまで私のような精神状態や態度は少数派だと思っていたからです。

 

また本書の終盤に、メンヘラ心理から脱却する方法論が書かれていますが、ちょっと難しい感じがします。まあできるようであれば試してみたら?という軽い気持ちでいいのではないでしょうか?あまり力んでも仕方がない。